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Channel: 高機能電卓の情報
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私たちは高機能電卓に何を求めるのか ?

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藤堂様の御意見、とてもワクワクするものです。
高機能電卓に文書処理機能を付加すれば、プログラミング学習にも供されるデバイスとして普及するだらう、という意見を戴きました。
高機能化、当方も、それは嬉しいのです。

しかし、今日はガキ共もスマートフォンを持ち歩く時代。しまいにゃ、タブレットまで持ち歩いて居やがる。
スマートフォンにBluetoothキーボードを用意してやれば文書作成も十分できそうです。
また、AndroidアプリやiOSアプリには、素晴らしい計算アプリケーションが用意されている。PCで使うMaximaの様な数式処理環境まであるとか。

藤堂様からは、こんな記事も御紹介戴きました。

https://wired.jp/2017/09/14/ditch-that-fancy-scientific-calculator/

一線の科学者の記事らしい。
スマートフォンを使い、pythonとかで計算をしている、それほどまでに計算資源が潤沢となった今日、関数電卓の需要は乏しくなった、というのが主題の記事であり、その主張は正しい、と言わざるを得ない。

所が、CASIOもそうですが、TI,HPなどは、まだまだ高機能電卓を開発しております。
CASIOも、中国など海外の教員の意見などを吸い上げ、積極的にグラフ電卓を開発しております。
(件の科学者が居ると思しき)米国では、中高生にグタフ電卓を使わせているというじゃありませんか。そこまで理工教育が進んでいるアメリカならば、計算、プログラミングのリテラシイが十分普及しているので、大学生にもなったら、高機能電卓よりもスマートフォンで結果を求める方が効率が良い、という主張は、道理ではありましょうや。

CASIOのfx-FD10の例を待つでも無く、HP電卓などは、Civil Engineeringの方面でも積極的な売り込みをしておりました。一線の科学者のみが計算を必要としているのでもないのです。
ただ、こうした需要には、高機能電卓でなくても、関数電卓であれば事足りてしまう様な所もあるので、なかなか、高機能電卓の需要に結びつかないのが惜しまれる。
ただ、こうした需要を見るに、何もスマートフォンでpythonプログラミングによってのみ、という需要以外の需要はあろうか、などと。

本邦では2020年を目処に、学校教育でプログラミングを教える、という話が出ております。

プログラミングは面白いのです。プログラミング学習こそは、形を換えた「ゆとり教育」なのか、などと少し期待したいのですが、しかし、その実態となると、実にお粗末。佐賀県のヒワタリの例を観るに、使い物にならない安物のタブレットを斡旋収賄、というスキームで、プログラミング教育が進められようとしている模様。これではアカンです。
また、未だに小中学校への無線LANの普及は進んでおりません。そんな中で安物のタブレを斡旋して、どれだけ使えるのかも心許ない。
こんなお粗末な行政で大丈夫だろうか、などと思うのであります。
また、プログラミング教育、といっても、必ずしもディジタルデバイスをあてがう必要はない、とされており、Unplugged Computing/Programming という教育もあると言われております。

こうした環境、状況で、私たちは高機能電卓をどうした用途で用いるのか、その目的が問われている様な気がしてなりません。

fx-CG50の国内発売を賀ぐ

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既に海外では発売されていた、CASIO fx-CG50 が、2017-10-20にも国内発売されると発表されました。

http://web.casio.jp/dentaku/fxcg50/?topics

海外では先行して販売されていたため、既に先進的なユーザーは海外から購入、レビューを公開されております。

http://egadget.blog.fc2.com/blog-entry-594.html

こうしたレビューを見る事で、おおよその感触が掴める事と思います。

--- >8 ---

上記のレビューによりますと、fx-CG50は処理速度が高いらしい。その一方で、単4電池稼働との事で、これはユーザーにとってとても歓迎されるものでは無いか、と。
過去、液晶表示と言いますと、モノクロ液晶はバックライトが不要(反射型)のため、電気を食わないため、バッテリー稼働の機器に広く使われておりました。乾電池稼働の高機能電卓でも使われておりました所です。
カラー液晶は、基本的にバックライトがないと表示がうまく行きません。そのため、電気を食う様になり、乾電池駆動では機器稼働時間が短くなってしまい、リチウム充電池を要求する様になってしまいました。カラーの高機能電卓でも、リチウム充電池稼働が使われるのが当たり前です。
fx-CG50では、カラー液晶なのに乾電池稼働となっております。
fx-CG20から乾電池稼働だったのですが、fx-CG50では、更に実行速度が向上しているとの事。

乾電池稼働。running costが低いのも嬉しい所ですが、他にも、電池切れの心配がない点も嬉しいものです。乾電池なら、コンビニへ駆け込めば急場もしのげますが、充電池だと、充電する道具立てが必要なので、常に持ち歩いても、電源の心配をしなくともよい所がイイです。


今回発売されるfx-CG50では、日本語表示は叶いませんでした。
一方で、QRコード援用によって、スマートフォンからマニュアルを呼び出すという機能を盛り込んだ、と言います。
何故、on deviceにしなかったのか、という所が寂しいですが、それだけ高機能になってしまった、ということでもありましょうか。
スマートフォンの普及が手伝って、on deviceヘルプが無くなってしまったのは残念でありますが、ユーザーがフィードバックを送る事で、改善の方向へ向かうといいのかも知れません。幸い、ファームウェア更新のメカが用意されております。

今時はスマートフォンでカラー表示は当たり前になっておりますが、電卓がカラー表示となって、しかも3Dのグラフ表示まで出来るのです。しかも、乾電池稼働で ! 驚いちゃいますよ。行列計算能もあり、ちょっとした連立方程式も数値解が得られる。これは、中高生、いや、おませな小学生も使ってもらいたい、そんな製品です。もちろん、大人の皆様も買ってもらいたいものですが、カラー表示は特にガキどもの目に訴えるものがあろうか、と。

CASIO BASICによる、プログラミングも楽しめます。
また、Addinの機能で、電卓の機能を絞り出す事もできます。親分、Sentaro様が開発を進めるC.BASICでは、大変高速に動作するので、カラーのゲームをはじめ、色々なプログラムも高速動作します。延長で、もしかするとムフフ(?)な事も出来そうです。

現状、発売はされておりませんが、既に量販店などでは予約を受け付けているとの事。
しかし、海外輸入との価格差が大きいのは寂しい所。

円ドルレート以上に価格が高い。目下、fx-CG50に限らず、多くの「輸入製品」がレート以上の値をつけております。
日銀のクロダが輪転機が火をあげるほど札びらを刷りまくり、それで足りずに年金までもつぎ込んで米国債を買っているとか言われております。
そうして株価を上げているのがアペノミクチュなんだそうですが、刷った金が海外へ流出し、国内を回るカネが少なく、景気後退甚だしい折でありますから、レート以上に高くなるのは仕方のない所であります。
そんな状況下でも、fx-CG50の国内販売に踏み切ったCASIOの英断を高く評価したい。
こうして国内販売をすれば、量販店の店頭にも並びます。まずは、こうした高機能電卓があるという事を周知しないとなりません。
量販店の店頭に並べば、購入する人も少しは居るでしょう。こうして、少しずつでも普及していかないと、高機能電卓は先細りになってしまう。

価格が上がってしまうのは目に見えて居るので「そこまでして国内販売をするだろうか ?」という一抹の不安がありましたが、今般、国内発売に踏み切った。これは大変嬉しいものです。

かような理由から、fc-CG50の国内販売を賀ぐものです。

いいぞう、fx-CG50 !

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fx-CG50 が2017-10-20 に国内発売されました。流通量が充分でないためか、或いは、この手の製品は売上が芳しくないからなのか、当初は一部の量販店での扱いしか見当たりませんでした。そうした量販店では、少々お高い価格を提示しておりました。

最近になって、kakaku.comでも項目ページが設置され、web店舗では量販店よりもお値打ち価格を提示している所が見られる様になりましたが、未だ、流通量が少ないからなのか、「メーカーからの取り寄せ販売」としている所が多く、少々時間が掛かるのは惜しい所であります、

fx-CG50 - 価格.com
http://kakaku.com/item/K0001007034/

そんな中、Amazon JPでも、販売ページが登場しました。

カシオ計算機 カシオ 電卓10桁 グラフ関数 FX-CG50-N - Amazon JP
https://www.amazon.co.jp/dp/B07628KRTR/ref=asc_df_B07628KRTR2225242

既に「ねこ娘のお父さん」様によるレビューが投稿されていて「(親分様サイト)「e-Gadget」を見て欲しくなり」と書かれております ! いや、良かった、良かった。

fx-CG50は、カラー表示で乾電池駆動の高機能電卓で、国内にも流通され、入手性も良いものとして、当方としてもオススメしたいものです。
fx-CG50については、やす親分やsentaro様を始め、多くのユーザーがおり、かなりの活用が出来ます。素晴らしいプラットフォームです。

やす親分、恐れ入ります。
CASIO BASICのプログラミングについての情報、大変痛み入ります。

Sentaro 様、お疲れさまです。
高速動作addon, C.BASICの開発、本当に有り難く思います。

藤堂 様、fx-CG50はお買い求めされましたでしょうか。
当方も、購入を前向きに検討しておりますが、なかなか、手が出せずにおります。

以前、当blogでは「それでも当方はHP Primeを支持する」という小文をポストしました。同様のタイトルでこの記事も書こうかとは思ったのですが、取り止めにしました。
HP Primeは、結構いい製品だと思うのですが、日本正規代理店をやっておりましたJuly.co.jp様が、サイトを閉じてしまい、今日ではAmazon JPに出店している並行輸入業者から入手する他ありません。残念な事です。
そんなHP Primeのタイトルと同様のものを付けると、少々引け目を感じてしまうのであります。そこで、タイトルをこんな風にしたのですが、支持という思いは同じではあります。

CASIOでは、計算作業を支援する「KEISAN」サイトを運営しております。

KEISAN - 高精度計算サイト - CASIO
http://keisan.casio.jp/

ここには数多くの計算式などが網羅されております。多くの計算作業に対する「答えイッパァーツ !」なソリューションを提供しており、更にはユーザーによる計算式もポスト出来るようになっているとか。
CASIOでは、こうしたサイトを提供しており、プログラムライブラリなどのペーパーウェアの提供は、もはや「時代遅れ」という認識なのかも知れません。
Casioのkeisanサイトもあり、「ペーパーウェアの時代は終わった」という基調認識ではありますが、それで、計算技法、プログラミングについての情報発信は無くてもいいのか ? というと、ぞうでは無いのだと思います。

しかしながら、当方の引き出しを開けて中を見るに、今は空っぽという有り様です。最近、ネタに欠くテイタラク。
今後は、高機能電卓の「いちユーザー」として情報を発信していきたいのですが、それに伴う「内実を養う時期」と思っております。
内実を養う手管の一助として、fx-CG50の活用も検討しておりますが、今のところは流通量が多くないらしく、価格もこなれておりません。

東洋経済に、こんな記事がありました。

カシオの「余り計算電卓」が品薄になったワケ
発売後2週間で欠品、急きょ増産に動いた
http://toyokeizai.net/articles/amp/194311

fx-CG50の発売に先んじて発売された「余り計算の出来る電卓」についての記事です。
思いの外引き合いが来て、急遽、増産に至ったと書かれております。
今回のfx-CG50の流通量不足も、同じなのかも知れません。
国内の流通量が十分になったら、価格も十分にこなれてくるのでしょう。当方は「内実を養う」という言い訳で、しばらく様子を横目で見ながら、少し待ってみようと思います。

fx-CG50を始め、CASIOの高機能電卓については、当方はNewbieであります。
やす親分やsentaro様のような、CASIO製品の大先達の言葉を噛み締めながら、じっくりと内実を養いつつ、情報発信していきたく思うのであります。

もちろん、HP PrimeやHP50Gなどの情報も、ですが、総じて、高機能電卓の使用法、計算技法などを紹介できればいいかな、と、ユルく考えております。

「さて、何をしたものか」

fx-CG50が安くなってきた

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やす親分から、お知らせを戴きました。sentaro様が、fx-CGシリーズ向けのカラー対応「C.BASIC for CG」を上梓されたとの事です。

http://egadget.blog.fc2.com/blog-entry-630.html 

C.BASIC for CGは、高速動作のプログラム環境で、やす親分も申されておりますが、生産終了モデルのfx-CG20でも高速にプログラムが動作するとの事です。もちろん、fx-CG50では言うに及ばず。

C.BASIC for CGが公開になり、fx-CG50の活用の幅もかなり広がって来ました。 国内販売価格も20,600円程度まで下げている販社があり、ますます普及していく事でしょう。 現状は、販社も受注後発注という感じらしく、入手には日時が掛かりますから、欲しくなった時には、すぐにも発注するのが吉かも知れません。

少し早いかも知れませんが、自分への「クリスマス・プレゼント」として購入され、年末年始の余暇の活用として、趣味のプログラムに活用されるのも一興かと思います。 当方も購入を考えているのですが、お足もさる事ながら、プログラミングのネタに困っている所です。

HP電卓のサポートについてのメモ

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HP電卓の国内代理店であったJuly.co.jpがアクセスできない状態が続いております。

そこで、サポートはどうなるん ? と思っておりました。

Amazon.co.jp出店者のプロファイル:(株)ジュライ
https://www.amazon.co.jp/sp?_encoding=UTF8&asin=B000GTPRPS&isAmazonFulfilled=&isCBA=&marketplaceID=A1VC38T7YXB528&orderID=&seller=A1RXEGCA5ZKFK6&tab=home&vasStoreID=

ここによりますと、sykes.comがサポートを行う、となっております。
そこで、メールで問い合わせをしてみました。

メールアドレス
CNSHAHPCalculatorJP@sykes.com

しかし、「そんなメールボックスはないよーん」というツレない返事。残念ながら、このパスはありません。

また、青森のジュライさんの住所を調べると、「ジュライモーゲージ」という会社がある事が判ります。SBIのフランチャイジーなのか ?

どうなっちゃったんだよう ... 。

最近、HP35Sの日本語マニュアルについての検索が増えている様に思われます。
最近販売しているHP35Sには、CD-ROMで各国版のマニュアルPDFが付録しているらしいのですが、少し前に購入したものには、残念ながらCD-ROMがありません。

一頃、Julyさんで「校正用」として公開していたPDFがあります。少し古いものですが、ご参考までに。

二〇一八年 謹シミテ新年ヲ賀グ

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と、年賀状の様な表題に致しました。大方の年賀状がそうである様に、この記事も2017年中に書いております。正月に届く様、旧年の内から書き付けておきポストに投函するという、例年の習わしであります。

Prosit Neujahr ! 

(何故に独逸語 ... ?)
 
所が、近年は年賀状を出す風習も廃れて来ており、歳を重ねる毎に、売上が減じる方向。そこで、東芝から天下った故・ニシムロは、アルバイトの郵便配達夫にも年賀状販売のノルマを課しているとか。これがコイズミ改革以降の「ニッポンのうちゅくちい姿」なのでありましょうか。

閑話休題

年頭公開を意識している記事とはいえ、上記の様に2017年中に書いておりますから、2017年のしめくくり、という内容で攻めてみようと。

  • fx-CG50の国内販売
海外では先行して発売されておりました、カラー関数電卓・CASIO fx-CG50が、若干遅れたとは言え、国内でも発売されました。
海外では、fx-CG500 (だったっけ ?)という上位機種が発売されている様ですが、国内では先代のfx-CP400が発売されなかったので、望むべくもないのでしょう。国内需要が縮小しているので「ション中」なのかも知れませんが。
  •  fx-5800PとPC接続に、一定の成果
 fx-5800Pへのプログラム導入は、同じ機種間でのケーブル転送に限られておりました。
しかし、takumaro氏の成果によって、fx-5800PとPCのリンクが行われ、新しい経路が利用可能になりつつあります。
  •  C.BASIC for CGの公開
fx-CG50国内販売に合わせる形で、sentaro様による、カラー対応のC.BASIC が公開になりました。
fx-CG50はもとより、fx-CG20などでも活用できる、大変ウレシイ成果であります。



fx-CG50の国内販売は、高機能電卓の市場としては、かなり大きな話題である様に思います。
2017年は、こうした大きな話題があったので、来たる2018年は、余り大きな話題がないのかも知れません。

しかしながら、当blogとしては、少しずつでも興味深い情報を提供すべく、ネタ探しを続けていきたいと考えております。

少し早いですが、2018年も宜しくお願いします。

店頭試用で思った

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先日、量販店の店頭でfx-CG50をいじって来ました。
しかし、グラフを描く程度の操作もままならず、悔しい思いをした次第です。

近年の高機能電卓は、機能増強により、利用にあたっては、それなりの習熟が必要となっております。
予め取説PDFで使い方を見ておけば、それなりに試用できたのだと思いますが、当方もそれなりにグラフ電卓を使っていたので「ダイジョブジャーン」という軽いノリで試用し、愚かにも、崩れ去ったという所です。

また、惜しいのは、fx-CG50のカタログ、未だ店頭にありませんね。
昔は、カタログを集めて、カタログを穴が空くほど読み「ああでもない、こうでもない」などと思案して、最後「エイヤッ」とばかりに製品を購入したものですが、ポケコン、高機能電卓は、PCほどとは行かずとも、それなりに高級品だったので、いろいろと思案したものでした。

そういや、HP15Cのカタログ、計算使用例が説明されていて、店頭陳列品をその通りに操作して、カタログ通りの結果が出た事に感激したものです。
今日、そうした「ワクワクする」カタログ、お目にかかる事がありません。高機能電卓のカタログは、製品説明を行う事で、「製品に対する理解を深めてもらう」事を意図していて、それが製品の広告となっていたのでした。

藤堂様の御意見としては、マニュアルを繰るのが一仕事で、なるべくならば、マニュアルを参照せずとも、自然に、マニュアル計算からプログラミングまで簡単に進められる、そういう理想を求めているのだと思うのであります。
その場で、解を得るためマニュアルを参照せずとも自在に使いこなせるというのは、道具としての高機能電卓の理想でもあります。
しかし、機能拡充の末、高機能電卓は、すべての機能を十全に活用するとなると、最後はマニュアルを参照する場面が出てしまいます。グラフを描いたりなどの機器括り付けの機能を使うにしても、先ずは基礎的な操作を憶えておかないとならない。
機器に括り付けのヘルプ機能は、道具を単独で活用するための理想ではあるのですが、プロツール由来の高機能電卓では機器のデザインもあり、まだまだ、今日の高機能電卓には実装されそうもありません。
先頃発売された、「日本語表示関数電卓」fx-Jシリーズは、日本語表示を盛り込んで、操作しやすくしようとしたCASIOの「愛」なのですが、まだ、この域に留まっています。また、fx-JシリーズではQRコードを使い、スマートフォンで数式表示という試みもなされております。
ストレージなどのデバイスリソースの制約もあるのでしょうが、ユーザーI/F構成は、まだまだ大変なのでしょう。
ちなみに、TI-83+, HP50Gでは、アルファベット順にコマンドを一覧表示する「Catalog」機能があります。HP60Gでは、一部のコマンドの機能説明も表示できました。こうした機能ならばfx-CG50にもありますが、ドキュメントのストレージリソースが少ないからなのか、スマートデバイス用のQRコードに投げる、というのは、少々カナシイのであります。

昔のHP電卓のマニュアルは螺旋綴じで、机の上に広げてもページが閉じる事がなく、読み進める事が出来ました。内容も、最低限の操作情報しか書かれていない様なものではなく、「読み物」的で、初学者を含め、興味深く読み進められ、自然と操作に習熟していったものです。
また、基本的な使用方法の「勘所」はカタログでも知ることが出来ました。
今日では高機能化によって、読み物的な側面が少なくなり、内容も機能説明に徹する様になってしまった感があります。

そんな中でも、TI-83+のマニュアルは、読み進めながら機器の使用法に習熟する、というスタイルで書かれており、日本のTI電卓の販社・Naoco社も懸命に翻訳を行っております。残念ながら、螺旋綴じとは行きません(コスト高)が、この辺りも、並行輸入品でなく、正規代理店から購入しよう、と呼びかけたい所ではあります (ただ、並行輸入品の方が安いので、悩ましい所)。

こんな事をつらつら考えてみると、今日の高機能電卓に求められる機能としては、ヘルプ機能が自然に利用できる、そういう物なのかも知れません。
また、マニュアルとは別に、数学的、数値計算的リテラシイを涵養する「副読本」的な文献もあると、より良いのだろうか、などと考えたりもします。副読本で、先ずは操作の基礎に習熟して、更に必要に応じてマニュアルを参照する、そんな風にするのが、今日の高機能電卓のマニュアル、そしてソフトウェア、なのだろうか ?

そこで「前項の目的を達するため」、先ずは試論として「fx-CG50 店頭試用簡易マニュアル」を考えてみようと思います。以下は、fx-CG50マニュアルからの抜粋で、簡単なグラフを描く操作ですが、あんちょこ的にまとめたので、憶えやすいと思います。小さな紙片に書いておき、店頭で試用機を操作するのにも御利用下さい。もちろん、これを持って行く前に、PDF取説を良く読んでおき、実機の操作感をよく思い浮かべておくのは、言うまでもありません。

例 y = 3*x^2 のグラフを描く。

1. グラフモードを選択
 [MENU] Graph

2. グラフ領域の初期化
 [Shift] [F3]
 [F1] ([INITIAL])

3. 数式入力
 [3] [XθT] [x2] [EXE]

4. グラフ表示
 [F6] (DRAW) ( または [EXE])

CASIO電卓・自然数式表示のおもしろさ

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藤堂様から、とても興味深い話題を御提供戴きました。

https://mobile.twitter.com/Myson_dol/status/955379355189886976?p=v

舞孫弗くん《たつきん》 (@Myson_dol) 様、興味深い話題、有難う御座います。

fx-J700/900のマニュアルを見ると分かりますが、CASIOの自然数式表記は、なるべくpiを使う様になっているもんですから、こんな結果になった様です。

2005009/11 = 731045341/12600*Pi

折角の面白い話題なので、もう少し遊んでみましょう。この式を書き換えると、こんな具合になります。

2005009*12600/11/731045341 = Pi

他の計算機で桁数を増やして計算すると、こんな具合。

2005009*12600/11/731045341 =
3.14159265359065153699232353...

実際のpiとは違えど、かなり精度が良い事が判ります。更に書き換えれば、

25263113400 / 8041498751

ですが、2つの数字を素因数分解すると、

25263113400: 2 2 2 3 3 5 5 7 61 32869
8041498751: 11 13 59 139 6857

であって、互いに素。これ以上は簡単にならないのが惜しい所です。

さて、こんな計算はどうでしょうか ?

2*3*53*73*2531*534697/10000000000000 (0が13ヶ)

試していないので判りませんが、自然数式表記のCASIO電卓では、おそらく「pi」と出るのではないか、と。

2*3*53*73*2531*534697/10000000000000 =
3.14159265358980000000

という次第。

円周率の近似値を求める手法

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藤堂様からお知らせ戴きました、つぎのblog様に、とても興味深い情報がありました。

cf. 円周率の近似値となる分数を算出するワンライナー - すぎゃーんメモ 様
http://memo.sugyan.com/entry/20090708/1247044465

Perl言語によるone liner (1行スクリプト)で、円周率に近い分数を検索する、というものです。
ただ、当方はPerlとか正規表現とか、ちんぷんかんぷんなのですヨ。
そこで、上記blog様にある1行スクリプトを凝視するコト数時間、やっている事がおぼろげに判ってきました。
  1. 分母を1から始めて、10000などの上限に達するまで、ループで調べる
  2. 円周率に近い分数であるから、その分子は分母の円周率倍の整数であれば良かろう
  3. こうして分数をでっち上げ、正規表現による精度の確認
という感じらしい。そうか、その手があったのか !

内容としては簡単なものなのですが、それをPerlスクリプトでサラリと書いてしまう辺り、大変勉強になります。
ここでは、同等の機能をBASIC ! (AndroidのRFO BASIC)で行ってみました。電卓で実行するにしても、BASICならば書き換えやすいと思います。

件のone linerでは、円周率近似値を出力する目的を簡単に済ませるものなので、約分まではやりません。必要ならば、別のone linerにパイプするなど、ユーザーが行えば宜しい、という具合。
そこで、BASIC ! プログラムでは、互除法を用いて約分する機能も盛り付けてみました。正確には、約分出来そうな場合には、出力しない様になっております。

プログラム中の変数 d は、円周率と判断する誤差の範囲を指定するもので、これを所望の精度に合わせて変更する事で、分数の絞り込みが出来ます。
電卓で実行するとなると、上限は10000くらいが良さそうです。後は、ユーザーの責任にて実行されたし !


リスト「pseudo-pi.bas」 (Android RFO BASIC 用)


REM Start of BASIC! Program

! title : pseudo-pi.bas
! begin : 2018-03-15 18:13
! note : 分母を1から順番に検索し、近似値分数が分数を出力する

! precision
d = 0.000001

! pi
pi = atan(1)*4

! 検索ループ
for j = 1 to 10000
! 近似値分数を生成
i = int(j * pi + 0.5)
! 近似値分数が精度の範囲内ならば、
if abs(i/j - pi) <= d
! 互除法で通分可能か調べる
s = i
t = j
while mod(s,t) <> 0
r = mod(s, t)
s = t
t = r
repeat
! 通分出来ない場合、出力
if r = 1
print i, j, i/j
! else
! print "..."
endif

endif

next j

end

2018年、今年もCASIOがナニかやる ! らしい

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昨年(2017)の「電卓の日」に、CASIOの博物館では[「CASIO電卓のあゆみ」という企画展示を行い、ゲーム電卓などを公開展示をおこなったそうです。
今から振り返れば、この時にゲーム電卓リバイバルがけいかくされていたのだろうか ?

CASIOのゲーム電卓がリバイバル、との事で、既に販売されておるそうですが、初回出荷分は既に売り切れだそうで、次回は8月との事。

cf.カシオのゲーム電卓SL-880を旧MG-880と比較 ゲームは忠実、メロディーモードが残念 - engadet japanese
https://japanese.engadget.com/2018/03/23/sl-880-mg-880/

読み応えのある、詳細なレビュー記事です。
初代との比較で、電卓としては性能が向上しているものの、「メロディーモードが省かれたのは残念」と述べられております。
メロディーモードは、ゲームの音のみならず、プリセットのオルゴール機能であったり、電卓のキーを叩いて演奏が出来るものです。

cf. (MG-880のキーボード画像がある、海外サイト)
http://bruprin.tistory.com/4755

1オクターブ以上の音階があるらしい。

そういや、CASIOのプロ電・fx-601/602P (だったかナ ?)では、プログラムを保存するためのCMT(カセット・マグネティック・テープ)インターフェイスを使って、プログラムによってBEEP音楽を自動演奏させる機能があった、と言います。昔のCASIO製品には、遊び心が溢れておりました。

しかし、今日の電卓製品の多くは、音を出しません。静かなオフィス環境、図書館などで音を出すのはまずかろうという配慮なのでしょう。
今回のSL-880では、ボタン電池と太陽電池の併用によるC-Powerで、長時間稼動を達成しております。
電卓の稼動電力自体は大きく省電力化が進んでいるので、太陽電池の併用で長時間稼動が達成されたのでしょうが、音出しには、やはりそれなりの電力が必要らしく (圧電素子による機械的振動で音を出すメカニズムは相変わらずなので)、今回は見送ったのでしょう。
また、音が出ないので「授業中に使ってもバレない ?」といういたずら心も見えてきますが、今時のガキは、そんな事も心配しないのかな ?

そういや、藤堂様がお知らせ戴いた、記事。

cf. カシオ、「関数電卓」普及への挑戦 - マイナビ
https://news.mynavi.jp/article/challenge-1/ 

「日本でも一部の高専や工業高校などでは活用されている」という記述がありました。

その昔と言えば、商業科はソロバン、工業科は計算尺、という具合だったそうですが、工業科では計算尺から関数電卓、そしてポケコンへ推移していったらしい。
しかし、今日ではポケコンすらも製造が終了しており、工業高校ではナニを使っているのだろうか ?
一部の高専では、PICマイコンを使ったワンボードマイコン、Arduinoなどを使うケースがある様です。

最近はIT・プログラミング教育とか言って、小中学生向けの教室が普及しつつある様子。英国では「micro:bit」の様な教材をバラ撒き、児童がプログラミングを行っているらしい。
工業高校が減っていて、ポケコンの需要も先細り、ついには製造終了ですが、一方、小中学生からプログラミング教育みたいな話が出てくると、ポケコンというのも再度、脚光を浴びてもいいのではないか ? などと思ったりしますが、まぁ、新しく教育用途向けにポケコンを開発するというのは難しいのかも知れません。

その成行き、という事なのか、フランスではfx-CG50向けのpythonが登場しようとしている模様。

cf.2018年、プログラミング機能追加の最新動向 - e-Gadget - プログラム関数電卓
http://egadget.blog.fc2.com/blog-entry-661.html

pythonは、様々な分野で利用が進むスクリプト言語です。
fx-CG50に採用される言語なので、PCで動作するフルセットのpythonは期待できませんが、それでも再帰処理やオブジェクト指向などの考えを学ぶ事が出来るものとして、密かに期待しております。


「CASIO社へ向けての提言」

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こんな文書をCASIOに送りつけようと思ったのですが、CASIOでは「アイデアなどの提案を受け付ける事はしていない」との事で、ここで送りつけようとした文書を公開してみたいと思います。

まあ、考えてみればそうですよネ。
CASIOにもアイデアマンは多く居るので、下手にこうした提案を受け付けて「これはオレのアイデヤだ、使用料を出せ」なんてことになるのは面倒です。

ただ、消費者の一人として「こんなんあったら面白いんじゃね ?」という思いで書き連ねたもので、出来ればCASIOの電卓開発者に見て欲しいなぁ。



https://docs.google.com/document/d/e/2PACX-1vTWvKTGsoLEJUhb9cgvMLnaER3q77W4NuzSRQAXYpIhJgrAPOmHrGJAQIBHF4DRmW0qHmlckwJapOOZ/pub


Amazon JPで電卓の「ウィンドウショッピング」

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懐が寒い今日この頃。今日も電卓のウィンドウショッピングを続けるのです。

Amazon JPで、CASIO fx-CG50が売られておりますが、販売店舗が1つだけ、という異常事態。どうなっておるのか !?

カシオ計算機 カシオ 電卓10桁 グラフ関数 FX-CG50-N − Amazon JP
https://www.amazon.co.jp/dp/B07628KRTR/ref=asc_df_B07628KRTR2520671?tag=kakaku-subtag-22&ascsubtag=kakakucom-pr-3rd-22_B07628KRTR_K0001007034_7aa_fbc300caf31d431cb5ec7ff419fd591a1&creative=9567&creativeASIN=B07628KRTR&linkCode=df0&me=AED21HEND7FER
と思ったら、実際には別のページがあって、こちらは十分な販売店舗がありますネ。一安心。

カシオ計算機 カシオ 電卓10桁 グラフ関数 FX-CG50-N - Amazon JP
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%82%AA%E8%A8%88%E7%AE%97%E6%A9%9F-%E3%82%AB%E3%82%B7%E3%82%AA-%E9%9B%BB%E5%8D%9310%E6%A1%81-%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E9%96%A2%E6%95%B0-FX-CG50-N/dp/B07628KRTR/ref=pd_sbs_229_4?_encoding=UTF8&pd_rd_i=B07628KRTR&pd_rd_r=9fe17dd1-d7a9-11e8-b9de-513e4d694253&pd_rd_w=UFRMT&pd_rd_wg=meSVP&pf_rd_i=desktop-dp-sims&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_p=cda7018a-662b-401f-9c16-bd4ec317039e&pf_rd_r=Z675VFA3YD8CFRVJWJTH&pf_rd_s=desktop-dp-sims&pf_rd_t=40701&psc=1&refRID=Z675VFA3YD8CFRVJWJTH

しかし、気になるのが、fx-CG50「-N」という型番。ナニコレチン百茎 !? もしかして、いつの間にやら日本語メニュー表示になっていたのか、と思いましたが、そうではなく、単純にこうした型番で売られている様子。まあ、問題なく売られているので、よしとしましょう。

TI電卓にも触手を伸ばすと、よく見ると「正規輸入品」の文言があるページがあるじゃないの !

NAOCO INC.のストア - Amazon JP
https://www.amazon.co.jp/s?marketplaceID=A1VC38T7YXB528&me=AUGV0LKUMT9L3&merchant=AUGV0LKUMT9L3

TI電卓正規代理店のNAOCO.com様の扱いとなっております。いやぁ、驚いちゃった。
以前は、学校関係でしか購入できなかったのですが、Amazon JPにて販売されているので、誰でも気軽に買えますね。しかも、正規輸入品なので、日本語マニュアルがついております。ヨカッタ、ヨカッタ。

fx-CG50のOS更新が登場

pokers 10周年なのだそうです

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Pomeraが10周年を迎えたそうです。

https://www.kingjim.co.jp/pomera/10th/campaign/

DM200は充電池稼働になってしまい、DM30は乾電池稼働ではあるものの、RInkで、表示が苦しい。

いまこそ、DM100の新版を投ずる時期なのではないか ?

KingJimのする事ですから、鄙びた辺りからどうこう言っても始まりません。

2019 Prosit Neujahr !

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新年・2019年を迎えました。遅ればせながら、謹賀新年。

2018年は、高機能電卓界隈でも動きがありました。

  1. CASIO fx-CG50で、MicroPythonが動作する様になりました

    当初、フランスの教育関係者向けに限定供給されていた、GRAPH 90+E 向けのMicroPythonがfx-CG50向けにも提供、OSのアップグレードで利用できる様になりました。

  2. HP Prime のハードウェアが更新される

    Sentaro様にお知らせ戴いたのですが、HP Primeの第二世代ハードウェアが発売されている様です。

    cf. New G2 HP Prime - MoHPC
    http://www.hpmuseum.org/forum/thread-11202.html

    どうやら、MPUのクロックが高くなり、処理速度が向上している模様。
    しかしながら、流通がこれかららしく、米国でも入手が容易ではない状況です。

    また、最新のファームで、CAS環境でMicroPythonが使えるとの事。これは新旧、両方のハードウェアで利用可能の模様。
  3. フランスNumworks社のMicroPython電卓

    既に、2016年の時点で、海外では仏Numworks社のグラフ電卓が発売されているとの事。

    cf. NumWorks - The graphing calculator that makes learning math easier
    https://www.numworks.com/

    Numworksの特徴は、MicroPythonが動作する所でしょうか。計算機能などもかなりユニークです。グラフ電卓なので、関数の2D plotや、統計グラフ機能などがあります。複素数や行列の計算も用意されております。
    電卓の機能としてはかなりのものですが、各アプリケーション間でデータの共有ができないらしく、惜しい印象です。
    一方、ハードウェアの設計、OSを含めたソフトウェアも、全て公開されているので、ユーザーが独自の拡張を行う事が、原理的には可能らしい。とても興味深い製品ではありますが、果たして(高機能)「電卓」なのか ? という疑問もあります。
    オープンソースで、サイトにはブラウザで動作するシミュレータも用意されてます。興味のある方は、お試しいただきたく。
2019年も始まったばかりで、これから何があるのか。不安でもあり、楽しみでもあります。

今年も宜しくお願い申し上げます。

HP Primeでpythonが動くとな !

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先日、Sentaro 様からお知らせ戴きまして、HP PrimeのXCASがpython文法に対応した事で、Primeでもpythonコードが動く様になったとの事。手元で動いているHP Primeシミュレータでpythonコードを動かしてみましたヨ。

以下、少々長いのですが。programエディタで「CAS」のチェックボックスをONにしてから入力して下さい。


#cas

## title : py_shida.py
## begin : 2019-02-23 18:44:05

def py_shida() :
## window size
WIDTH = 320
HEIGHT = 240

## field
XL = -4.0
XH = 4.0
YL = 0.0
YH = 11.0

## 反復計算の回数
count = 100000

## シダの葉を描くよん
cnt = 0
r = 0
px = 0
py = 0

while cnt < count :
cnt = cnt + 1
r = RANDOM()
if (r < 0.01) :
x = 0
y = 0.16*py
elif (r >= 0.01 and r < 0.07) :
x = 0.2*px - 0.26*py
y = 0.23*px + 0.22*py + 1.6
elif (r >= 0.07 and r < 0.15) :
x = -0.15*px + 0.28*py
y = 0.26*px + 0.24*py + 0.44
else :
x = 0.85*px + 0.04*py
y = -0.04*px + 0.85*py + 1.6

px = x
py = y
i = (py-YL)/(YH-YL)*WIDTH
j = HEIGHT-(XH-px)/(XH-XL)*HEIGHT
PIXON_P(i, j, RGB(0, 96, 0))
 
 ##  key wait
FREEZE

#end


ンマァ、なんて長いのでしょう ! まるで某代議士のチ○ポの様な ... オゲレツ !!

それはさておきまして、OSを最新にすると、XCASがpython文法に対応したとの事で、HP Primeでpythonコードが動く様になります。HP Primeをお持ちの方は、是非ともお試し頂きたく !

なお、βではありますが、新しいシミュレータなどが、つぎの所から入手できます。


HP Prime Beta Software - MoHPC
https://www.hpcalc.org/prime/beta/


一方、海の向こうではGeneration 2nd という新型ハードウェアのHP Primeが販売されているとか。性能が向上していると ! 欲しくなっちゃったヨウ。

で、並行輸入品がないのか、調べてみましたら、一応はあるらしい。

HP Prime G2グラフ計算機 - Amazon JP
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89-2AP18AA-B1S-Prime-G2%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95%E8%A8%88%E7%AE%97%E6%A9%9F/dp/B07HF6RXGG/ref=sr_1_6?ie=UTF8&qid=1552733648&sr=8-6&keywords=hp+prime+graphing+calculator

価格: ¥ 64,920 ... 高いなぁ。
しかも、アヤシイのが「256 MBフラッシュメモリ」という所。確か、G2はFlash 512 MBだったような ?

HP Prime - en Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/HP_Prime

それでも「2AP18AA#B1S」という型番が出ているので、つられてしまうのです。さて、その真相は !?

チョット休憩 - fx-CG50でグラフを描いてみたよ

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量販店の店頭に展示されていた、fx−CG50をポチポチといじり、グラフを描いて遊んできました。
機種選定の御参考にして下さい。


1. Cardioids

Plot TypeをPolar (極座標)にして、つぎの式を設定します。

r4=1-0.8cos(0.6θ+π/4)

Shift F3 [V-Max] とキーを押して、

Tθmax = 4π

と範囲指定をして、F6 [DRAW] を押すと、Cardioids が描かれます。


2. Zhukovski

Zhukovski変換による。等角写像のグラフィクス例です。

円の中心座標を移動し、それをZhukovski変換すると、飛行機の翼の断面が描かれるのだそうですが、
詳しい理屈は置いておき、ここではグラフィクスの面白さを見ていきましょう。

最初に、つぎの変数を設定しておきます。

-0.08+0.15i → C
√((ReP C-1)^2+(ImP C)^2) → R

Plot TypeをParametricにして、つぎの式を設定します。

Xt1=Rcos T
Yt1=Rsin T

Xt2=Xt1(T)+ReP C
Yt2=Yt1(T)+ImP C

Xt3=ReP ((Xt2(T)+iYt2(T)+(1/(Xt2(T)+iYt2(T))))/2)
Yt3=ImP ((Xt2(T)+iYt2(T)+(1/(Xt2(T)+iYt2(T))))/2)

後は F3 [DRAW]を押せば、グラフが描かれます。

少々、入力する式が長いのですが、カラー表示のグラフは実にきれいです。
手元で動かせるのならば、是非ともお試し頂きたく。

HP Prime G2が安くなる ?

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先日、HP Prime G2を4万円台で販売するショップがありましたが、今はすでに売り切れております。

HP Prime G2グラフ計算機 - Ama JP
https://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/B07HF6RXGG/ref=dp_olp_new?ie=UTF8&condition=new

先日、米中の貿易交渉で、一旦「和解」となったためらしく、アメリカでもHP Prime G2がおおっぴらに流通を始めた様子です。

Prime G2 available in USA - MoHPC
https://www.hpmuseum.org/forum/thread-13231.html

BestBuyでは、$150らしい。ウーム、安い !

アメリカで販売が始まったので、並行輸入業者さんも「安心価格」で流通して呉れることを強く希望します !

〽 新たな 始まりの予感 ...

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久しぶりにCASIOサイトを見ると、「スクール関数電卓」という製品カテゴリがある事に気付きました。
https://casio.jp/dentaku/scientific/

スクール関数電卓には、fx-530AZ、fx-710AZが掲載されております。

特にfx-530AZはfx-JP900に似たデザインで、少々気になったもので,調べてみました。

高校斡旋価格 : 3,980 yen
cf. http://www.e-net.nara.jp/hs/ojikogyo/index.cfm/10,1000,c,html/1000/buppinkounyuu.pdf

発売された時期は、以下の記事から、2015/9/2 以前であろうか、と思われます。

CASIOの電卓について。 −Yahoo! 知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10150738090

学校教育向け、という製品カテゴリが登場した事で、にわかに期待が高まるのは、おフランスで先行発売されている「Scearch電卓」であります。

fx-92+ Spéciale Collège - CASIO education fr.
https://www.casio-education.fr/products/fx-92-speciale-college

... アレッ、Scratchの語が無くなっちゃったよ ? ヲイヲイ ... 。

2019年、CASIOはやってくれるのでしょうか !?

fx-5800Pは、「今でしょ」なのかも知れない

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当方、HP35Sを持っており、たまーにキーボードを叩いたりしておりますが、Julyさんがお店を畳んでしまって以来、35Sを入手するには並行輸入品に限られます。
その35Sですが、並行輸入品のためか、国内での価格があまり値頃感があるとは言い難い状態であります。

一方、fx-5800Pは、35Sに較べて、かなりお得感があります。Amazon JPで7,000 円しないのですね。

35Sとfx-5800Pの比較を簡単に見ておきましょう。

+ 35SはRPNのキーストロークプログラム方式、fx-5800PはBASIC
+ 35Sは1+1行表示、fx-5800Pは4行表示
+ 35Sには複素数計算機能がありますが、fx-5800Pのソレは、少し物足りない ?
+ 35Sにはない、リアルタイムキー入力の機能がfx-5800Pにはあります

現状、価格の高くなった35Sを購入するならば、代わりにfx-5800Pを購入する方が断然オトク、と言わざるを得ない。

さて、先日 Sentaro様からお知らせ戴いたのですが、やす親分様のblogに、通りすがり様から「fx-5800Pの性能維持部品の供給期限が2025年まで」というハナシがあり、どうやら、永きに渡り続いていたfx-5800Pの製造も、いよいよ終盤に近づいているんではないか、との事。

当方などは、fx-5800Pに外部ストレージ、PC連携の様な機能を盛り込んだ後継機種を期待したいのですが、目下のfx-CG50の販売を眺めるにつけ、これは期待薄なのかも知れないと思い始めました。
fx-5800Pにくらべ、カラーで大型化したスクリーン。USBマスストレージクラスでPCと接続してプログラムの保存性も格段に向上している。しかも、電池の数こそ増えたものの、乾電池稼働。fx-CG50は、fx-5800Pの上位後継機なのかも知れない。

ただ、惜しむらくは、そのボディーの大きさであります。fx-CG50は高機能ではあるものの、カバンに忍ばせておくには少々大きい。先日、量販店でfx-5800Pを試用したのですが、流石に、fx-CG50ほど大きくはなかった。携帯するにはちょうどよいサイズです。その場で計算結果を得られる、実にウレシイサイズです。やす親分が海外出張の折にも蛍光しているのがfx-5800Pというのも、なるほどであります。

fx-CG50は、fx-5800Pに較べて、PCへのプログラム転送、大容量メモリ、カラーグラフィクス液晶などのウレシイ機能が充実しておりますが、昔のキャラクタ液晶のポケコン的な利用を考えるならば、fx-5800Pでも十分に答えてくれる筈です。画面は十分大きくなっており、更に、リアルタイムキー入力まで用意されているので、ポケコンゲームのBASICプログラムならば十分に作成し、プレイできそうです。fx-5800Pは、CASIO ポケコンの最終形態なのか、と思うのであります。

fx-5800Pは凝ったデザインで、ヒンジでつながる蓋が画面まわりを保護するのですが、このヒンジが少々ヤワなため、壊れやすい所が欠点だと言われております。
考えて、凝ったデザインにしたのですが、堅牢性が伴わなかったのは残念でした。
昨今、KingJim DM200は、少し本体が圧迫されるだけで液晶画面の変色が発生すると言われておりますが、fx-5800Pでは、ここまでひどい事にはなりません。
しかし、液晶の保護カバーは大切です。当方など、カバーを付けずに電卓をカバンに押し込んだら、液晶をだめにした経験があります。画面の大きい高機能電卓では、液晶保護カバーは重要であります。そこで、カバーを改善した後継機種、という方策もあって良かったのだと思います。

とまれ、fx-5800Pは大きな改変をすることなく、今日まで販売されております。それは、基本設計が十分だったからなのだと思います。
fx-5800Pの上位後継機はfx-CG50という事でいいのでしょうが、さて、fx-5800Pのコンパクトさを継承する後継機が出てくるのか、まだわかりません。
仮に出たとして、目下のfx-5800Pの価格・7,000円程度で購入できるのか、という疑問もあります。
fx-5800Pの後継機、ホントは出てほしいのですが、fx-CG50があり、fx-FD10 proがあり、という状況下で、fx-5800Pの後継機は、望み薄な気もしてきました。

そして、この10月には、いよいよ消費増税10%になります。
fx-5800Pの購入を考えている方は、今が絶好期なのだと思えてなりません。価格が十分に下落して久しいこの時期だからこそ「今でしょ」なのです。

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